効率を求めることは、新しい自分の発見機会を奪うこと

こんにちは。「効率良く」「効率的に」というキーワードにどうしてもまだ惹かれてしまう村瀬です。

先日、思考を介さずに身体で聴くという記事を書いて、またそこから思考が進んで出てきた言葉が、本日のタイトルです。

思考を介さずに身体で聴けると何が起こるのか。

それをまさに体現していたのが、身近にいた友人でした。
しかもつい最近。こんなことを考えていたタイミングで。

彼女はまさに身体で聴いて、その感覚の流れを止めずにすぐに行動。
その結果、想像をしていなかった出会いや気づきを得る。しかもそれを一度ならず何度も。

まるで「身体で聴くってこういうことなんだよ」と彼女が体現して教えてくれたかのよう。

では、彼女と私の違いは何か。

「思考を介すか、介さないか。」

でしかない。本当にこの言葉に尽きる。

彼女は「それいいね」って感じたら、本当に軽やかに即実行するんです。

対して私は、「それいいね」と感じても、じゃぁそれをするなら、どんな選択肢があるんだろか、どうするのがベストだろうか、家族にどう話そうか、今月この金額使ってよかったか、とかとか。

とにかく色々考えてます。調べながらとか。

そうして、その調べたり考えた時間に少し満足をして、だいたい”保留事項”として、やりたいことリストに追加されていくことになるのです。

ほんとにそう。即実行はほぼなかった。

今こうして文章にしていても、「何やってるんだろ、私」って少しイラッとするほどに笑

そしてさらに、やりたいことリストに挙がったことたちをザッと振り返ってみると、大体は時間をかけて実行には移っていくけれど、そのかかる時間が基本的に月単位な気がする笑

数日で動ける場合はごく僅か。(なくはない。でも圧倒的に少ない!)

いや本当にその間の時間何をしてたんだろうね笑

熟考型であること
多角的に物事を理解したい性格
あと
失敗したくないし
・達成までの最短ルートで効率良く進めたい

とか言って、実行までに数ヶ月もかけてたら効率良くも何もないよね、、いやはや、これは笑うしかない。

そしてさらに別な視点からの気づきが、
「失敗」と「挑戦」という言葉においての、新しい解釈。

今日、誰のために生きる?—-アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語 ひすいこたろう (著), SHOGEN (著)

上記の本やYouTubeでSHOGENさんが語っている言葉でした。

「失敗」は大人だって普通にするもの。だから、失敗をした人がいたら

「人間らしくてかわいいね」

と、声をかけるのだそう。

そんなやりとりを見て育った子どもたちは、失敗した人に対して責めるようなことはしなくなりますよね。

そして「挑戦」に対しても、失敗するかも・・・ではなく

「挑戦は新しい自分に出会える機会」

と、表現されていました。

この新しい解釈を元に整理してみると、

失敗を恐れ効率を求めていた私は、

人間らしさを回避しながら、新しい自分に出会える機会を自分に対して奪ってきた

と言えてしまうわけで。

なかなか衝撃的ですね。

思考そのもの全てが悪者になるわけではない。
でも内容や質・タイミングをもっと選んで、それこそ思考のより有効的な活用をしていく方がいいのだろうな。

思考好きとして、”思考”の定義をアップデートするタイミングがまさに今!
なんだろうなと感じる今日この頃の出来事たちでした。

さぁ、今後やりたいことリストたちの実行までの時間がどんどん短くなっていくことを期待して、今日はここまでにしたいと思います。

それでは。

Thank you for sharing!
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この記事を書いた人

村瀬 敬 / murase kei
「対話力」構築プロデューサー/自己探究付き添い人/自己探究マニア
趣味は言語化、図式・視覚化、言葉遊び、間取り図眺め、遺伝子易経観照、猫動画鑑賞、いけばな
そして猫とあんこLOVE。

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